
ハッポンの住む国は、ワタシらの国のしくみとは違っています。
立憲君主制という、象徴天皇をおきながら、主権は国民にある、という制度をとっています。
それから、憲法を基にした立憲主義でやってます。
国家の権力は3つに分かれていて
立法権・国会
行政権・内閣
司法権・裁判所
これらの三権が、互いにチェックし合うという、とてもバランスのとれた仕組みになってるんですね。
ところが、近ごろは、この三権分立のバランスが、崩れてきているんだとか。
国会では、内閣や与党が議論をしようとしなかったり?
それから裁判所には、その人事権をもつ内閣が、裁判所の判事の9割以上に、最高裁裁判官では10割全部に、じぶんらに近い人物を、指名してるんですって?
裁判が、内閣のおもわくに左右されるなんて、民主主義の国でまさかそれは無いですよねぇ。
あと、日本には他の独立国にはない、厳しいルールの、日米地位協定があるんですって?
これらのことを、主権者である日本国のみなさんは、どうとらえているんでしょうね。
ワタシらも、ちょっとずつ学んでいきたいです。
「主権者学」とは
元参議院議員で、安全保障の専門家でもある 小野次郎さんが、独自に編み出した「主権者学」。
それって何? 小野次郎さんにうかがいました。
投票権は、今は18歳になれば無条件に、無制限に、与えられるけれど、なんの基準もわからないままに、ただ投票するってことになったり、投票なんか面倒、行かないよ、とせっかくの権利を捨てちゃったり。ってこともある。
もったいないよ。
その中身をちゃんと知って、自分の権利として、うまく使えるようにしよう。
ここではまず、日本のみなさんに、実践的な「主権者学」に触れてもらえたらなと思います。
政治の中の皇室
この項は「主権者学」の一項目なのですが、たいへんに中身が濃いため、別項にさせてもらいました。
それからワタシらは、皇室についての知識がほとんどなかったので、勉強しながら、小野次郎さんのお話をまとめさせてもらいました。